米国株式ETF高配当ランキング(上場株式編)

高配当ETFと一口に言っても、構成銘柄がバラバラなので非常にポートフォリオが組みにくかったです。その為、この記事では、ポートフォリオ構成時によく考える株式・債券・RIET・コモディティの4資産のうち株式へカテゴライズできる高配当ETFのみを選定基準として並べてみました。詳細情報は、各商品情報ページでまとめ・更新してあります。

また、独自ランキングの為、私にとってのランキングです。必ずしも誰かと一致するわけでも、皆様と一致するわけではありませんので予めご了承ください(情報の取捨選択はお願いいたします。また、「こういう意見や商品もあるよ」というコメントも励みになります)。

主な選定基準

  • 分配再投資後のトータルリターン
  • 上げ相場時の上昇幅
  • 暴落時の下げ幅
  • 暴落時の戻りスピード

ランキングを決めるにあたって重視したポイントは、上記の4点です。トータルリターンに関しては、たとえ高配当銘柄だとしてもマイナスになっては、そもそも金融商品として存在していていいのか?と言うところから最重要ポイントにしています。証券会社や運営会社にただお金を払っているだけの金融商品は、存在意義がないですからね。

暴落時の下げ幅に関しては、どのぐらい下げたか。これは損切しなければいけない人は、谷底へ落ちる前に出来れば損切したいですし、銘柄によってその度合いも異なるので、目安として入れてあります。下落幅が小さいほど運用も安定します。ただ、極端に下げる銘柄を買っても、下がらない銘柄で相殺する手法もあるので、この点も人によるところではあります。

暴落時の戻りスピードも超重要です。コロナショックで見たのは、各商品の戻りスピードの違いでした。2か月で戻すものもあれば3か月たっても戻らないものも。これも戻りが早い商品を買ったほうが暴落時に有利ですが、これもまた遅いものと早いものを組み合わせることで相殺することも可能です。

 

米国株式ETF高配当ランキング

※数値はコロナショック時のものを活用

1位 VYM

項目名概要
商品名【VYM】バンガード 米国高配当株式ETF
トータルリターン★★★(1年~5年プラス)
上昇率(上げ相場)★★
暴落率★★(下落率38%)
戻りスピード★★★(半値戻し2週間)
セクターヘルスケア 16.50%
金融 15.70%
消費財 14.60%
テクノロジー 11.20%
公益 9.40%
消費サービス 9.10%
資本財 8.40%
石油・ガス 6.40%
電気通信 5.30%
素材 3.40%
構成銘柄上位Johnson & Johnson JNJ 4.46%
JPMorgan Chase & Co. JPM 3.34%
Procter & Gamble Co. PG 3.21%
Intel Corp. INTC 2.87%
Verizon Communications Inc. VZ 2.66%
AT&T Inc. T 2.48%
Pfizer Inc. PFE 2.39%
Merck & Co. Inc. MRK 2.26%
Exxon Mobil Corp. XOM 2.20%
PepsiCo Inc. PEP 2.07%

 

2位 SDY

項目名概要
商品名【SDY】SPDR S&P 米国高配当株式ETF
トータルリターン★★★★(2年~5年プラス)
上昇率(上げ相場)★★
暴落率★★(下落率38%)
戻りスピード★★★(半値戻し2週間)
セクター金融 19.03%
資本財・サービス 18.72%
生活必需品 11.49%
公益事業 11.16%
素材 9.45%
一般消費財・サービス 8.92%
不動産 6.37%
ヘルスケア 4.95%
エネルギー 4.33%
コミュニケーション・サービス 3.43%
情報技術 2.15%
構成銘柄上位Exxon Mobil Corporation 2.47%
Franklin Resources Inc. 2.15%
Polaris Inc. 1.97%
National Retail Properties Inc. 1.94%
Chevron Corporation 1.86%
AT&T Inc. 1.85%
Bank OZK 1.82%
Federal Realty Investment Trust 1.78%
AbbVie Inc. 1.76%
Leggett & Platt Incorporated 1.75%

 

3位同点 SPYD

項目名概要
商品名【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF
トータルリターン★(1年~3年マイナス)
上昇率(上げ相場)★★
暴落率★(下落率50%)
戻りスピード★(半値戻し1.5か月)
セクター金融 19.03%
不動産 17.78%
金融 15.14%
エネルギー 12.01%
公益事業 11.57%
生活必需品 10.93%
ヘルスケア 8.34%
素材 7.98%
コミュニケーション・サービス 6.38%
情報技術 5.24%
一般消費財・サービス 4.63%
構成銘柄上位Gilead Sciences Inc. 2.36%
General Mills Inc. 2.31%
AbbVie Inc. 2.26%
Crown Castle International Corp 2.20%
Digital Realty Trust Inc. 2.14%
Kraft Heinz Company 2.10%
Dominion Energy Inc 2.05%
Cardinal Health Inc. 2.00%
Verizon Communications Inc. 1.92%
Kellogg Company 1.88%

 

3位同点 PFF

項目名概要
商品名【PFF】iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF
トータルリターン★★(コロナ年初来マイナス)
上昇率(上げ相場)★(値動きがないのが特徴)
暴落率★(下落率38%)
戻りスピード★(株と比較しても債券と比較しても遅い)
構成銘柄上位BROADCOM INC 2.22
WELLS FARGO & COMPANY SERIES L 1.58
CROWN CASTLE INTERNATIONAL CORP 1.49
BANK OF AMERICA CORP 1.46
GMAC CAPITAL TRUST I 1.29
CITIGROUP CAPITAL XIII 1.24
NEXTERA ENERGY INC 1.2
JPMORGAN CHASE & CO 1
DANAHER CORPORATION 1
JPMORGAN CHASE & CO 0.89
業種セクター銀行業 26.02
各種金融 18.51
公益事業 15.3
保険業 10.78
不動産 10.54
電気通信 5.08
エネルギー 2.2
半導体・半導体製造装置 2.17
ヘルスケア機器・サービス 2.05
資本財 1.72

米国株式高配当ETFの特徴

比較銘柄が少なくてすみません。調べたものの掲載するに値しないものをあったりするので、外してしまっていると少なくなってしまいます(もし、これはおススメだよ!と言うのがありましたら、コメントにてお知らせください)。SPYDに関しては、銘柄にREITが10%以上含まれていることもあり「企業株式の高配当ETF」ランキングに入れるか迷いましたが、ここに入れなければREITランキングにでも入れるか?となってしまい、それもまた大きく違うと思うのでこのランキングに入れてあります。また、PFFに関しても優先株などになるので証券として株式に分類するのは、どうなのかな?と感じましたが債券と比較すると実質的に債券でもないので、株式ETFとしてノミネートしました。

アメリカ株式高配当ETFの特徴はと言えばこんな感じでしょうか。上げ相場での上げも遅く、下げ相場では下げが速い。戻りも遅い。その代わり少しだけ配当が高い。SPYDに関しては、配当が比較的高いもののトータルリターンがマイナスだったりするので、タコ足分配的な株価下落を伴う高配当になっています。

SPYD・VYM・SDY・PFF比較チャート
緑線:【SPYD】SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF
オレンジ線:【PFF】iシェアーズ優先株式&インカム証券ETF
茶線:【VYM】バンガード 米国高配当株式ETF
黄線:【SDY】SPDR S&P 米国高配当株式ETF

1年前時点で同時に購入したらトータルリターンでどうなっていたか?という比較チャートです。PFF・VYM・SDYは、ほぼ同じリターンにいますがSPYDだけ15%ほど下に差が開いています。2019年の上昇相場を見るとPFFとVYMが多少上振れしていますが、下落時に解消されてしまっています。SPYDは、下落相場での下げ幅が大きい為、戻らずに下げるたびに他の商品と差が付いていく。そんな感じでしょうか。

高配当株式ETFのまとめ

本格的に米国ETFを調べ始めてまだ2か月程度の私が言うのもあれですが、短期・中期・長期でもポートフォリオの「株式」として高配当株式ETFを持つ意義って何なのか。自分で自分に説明することが出来ない状態が続いています。何故なら、市場が緩やかに上昇し続ける局面では、高配当VYMと指数VOOでトータルリターンがあまり変わらなかったりします。ただ、上昇局面や下落局面を挟む度にパフォーマンスに差が出てしまうのです。

つまり、上昇後に下落。下落してから上昇。などを繰り返すしているうちにトータルリターンが乖離し、どうしても高配当ETFが劣ってしまいます。さらに高配当と言っても利回り差は、SPYDを除けば1%前後です。1億運用していて100万の差がつくかつかないかです。正直、インカムゲインを望むのであれば、やはり債券だろう。と言うような考え方になりつつあります。

「いやいやいや~、やっぱり米国株式高配当ETFでしょ」と言う方がいましたら、ぜひコメントにてご意見お聞かせください。勉強したいです。FIREやアーリーリタイヤする為に、必ずしも最低生活費をインカムのみで捻出する必要もありませんし、株式高配当ETFを組み入れるなら債券のほうが良いと感じているところです。

また、テクニカル面での個人的な見解を述べてきましたが、高配当株式ETFで配当が概ね3%台であるならば、債券にしたほうがトータルリターンで有利です。また、4%以上の配当を出す株式ETFにおいては、トータルリターン自体がマイナスになってしまうという結果に(コロナ前後で)なっています。

HDVとPFFとSPYDの保有状況

はい、調べないで買うタイプだったので持っています(汗)高配当系は、本当に下落相場で弱いです。他の指数投資系や債券は、戻して上がってますので。遊びで買う分には良いのですが、真剣に高配当系をポートフォリオの〇割でもつのは、10年~20年~30年で考えるとちょっと怖いですね。と言うのも〇〇ショックの度に大きく下がって戻って来ないで塩漬け。上がったと思ったら次の下げが来て塩漬け。となる可能性が大。

ただし、下落相場や底付近で買えれば、そんなことないのですがトータルリターンでマイナスの商品も多いですからね。そもそも、底で買うなら株式指数ETF買いますし。高配当系をポートフォリオに組む場合には、真剣に調査し購入することをお勧めいたします。サンクコストや正常性バイアスに陥ってしまうのは避けたいところです。

最後にこちらのランキングは、定期的に更新していきます。やはり、「待っていれば高配当系もそのうち戻る」銘柄も1~2つは出てくると思います。VYMとSDYは、トータルリターンで1回もう戻していますし。但し、VYMは利回り3.1%、SDYは利回り2.8%です。このぐらいだとやはり債券で良いかなと思います。ループになってしまいますねやはり。そうまでして高配当系を持ちたいか?というところが行きつく先でしょうか・・・

 

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