S&P500の3銘柄を比較(IVV・VOO・SPY)

※各数値は、2020年6月13日時点のものです S&P500

投資家で有名なバークシャー・ハサウェイの会長兼CEOのウォーレン・バフェット(もうかなりのおじいちゃんですが)。2013年に彼が家族の為に残した投資方針は、様々なところで引用されておりかなり有名かと思います。自身の死後、莫大な資産をどう運用していくかを示した言葉です。

運用資産の90%をS&P500のインデックに。残り10%を米国短期国債に。

この投資方針を見ると、アメリカへオールイン。と言う事で、今後のアメリカの成長が揺ぎ無く、10年以上の単位で長期的にパフォーマンスが高いと判断しています。アメリカ人の資産は、自己資金の50%以上を運用している事もあり、日本と違い貯蓄よりも運用が定着しています。ただ1点気になるのは、貧困格差が激しく、コロナ禍でホワイトカラーも解雇、失業給付金の受給などが増えている事から、今後アメリカ人の投資スタンスが変わる可能性もありますがこちらに関しては、失業給付金が1年近く出るようで、余裕をもって転職活動をしたりスキルを身につけるのに使っている。と言う情報もキャッチしています(むしろ、働くより稼げるのでウェルカムな人達も)。

その反面、FRB・FEDや他国の中央銀行から市場への資金供給がある為、底値が固められているのは間違いありませんが、今後の上昇力と言う観点でビフォーコロナと同じくらいパフォーマンスが出るかは未知です(加筆時点で爆上げしていますが)。アフターコロナにおける外貨建て投資の選択肢として、必ずあがってくるであろう事は間違いないので、外貨建てのS&P500銘柄には、どのようなものがあるのかまとめてみました。

iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)

iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(iShares Core S&P 500 ETF)は上場投資信託。同ファンドはStandard & Poor’s 500 Index(同指数)に連動する投資成果を目指す。同指数は米国株式市場の大型株のパフォーマンスを反映する。同指数はすべての上場した米国株式証券の時価総額の約80%を含む。構成銘柄のウェイトは発行済み株式の浮動株調整後時価総額に基づいて加重される。同ファンドは、集合的に同指数に類似した投資プロファイルを持つ同指数に含まれた証券の代表サンプルに投資する。同ファンドは消費者の非循環、金融、エネルギー、テクノロジー、通信、産業、民生、循環、基本材料およびユーティリティなど分野に投資する。投資アドバイザーはBlackRock Fund Advisors (BFA)。

分配・利回り

分配金回数/年 4回(3月、6月、9月、12月)
分配利回り 2.23%
経費率(Total Expense Ratio) 0.04%

 

バンガード S&P 500 ETF(VOO)

バンガード・S&P 500 ETF(Vanguard 500 Index Fund ETF)は、総額が大きい米国株式を構成銘柄とするS&P 500指数(同インデックス)の投資パフォーマンスに連動する投資成果を目指す。同インデックスは 、米国の主要業種を代表する大型株500銘柄で構成され、米国株式市場のパフォー マンスを表すベンチマークとして知られる。

分配・利回り

分配金回数/年 4回(3月、6月、9月、12月)
分配利回り 1.88%
経費率(Total Expense Ratio) 0.03%

 

SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY)

SPDR S&P 500 ETF(SPDR S&P 500 ETF Trust)は上場投資信託である。同信託はS&P500種指数(同指数)の価格・利回りのパフォーマンスに連動する。同指数は24の独立系産業グループにわたり選択された500銘柄により構成される。同信託の投資分野には、情報技術、金融、エネルギー、医療、消費者必需品、工業、一般消費財、材料、公益事業及び電気通信サービスが含まれる。

分配・利回り

分配金回数/年 4回(3月、6月、9月、12月)
分配利回り 1.90%
経費率(Total Expense Ratio) 0.09%

 

経費率ランキング

  1. バンガード S&P 500 ETF(VOO) 0.03%
  2. iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV) 0.04%
  3. SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY) 0.09%

VOOとIVVでは、0.1%の手数料差しかありません。今後、手数料率の競争により同じ。もしくは、下がる可能性があるので現時点で手数料率で選ぶのであれば、VOOかIVVの2択となります。インデックス投資では、手数料率が長期パフォーマンスに影響します。現状の手数料率を見る限り、仮に1億円を10年運用した場合の総手数料額は、30万、40万、90万となりますので、最大で50万の差が出るイメージになります。とは言え、10年で50万円ですから年換算5万円程度となり、同じ指数であれば手数料が安いものを選びたい気はします。

 

分配・利回りランキング

  1. iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV) 2.23% (2020年4月時点 2.49%)
  2. バンガード S&P 500 ETF(VOO) 1.88% (2020年4月時点 2.11%)
  3. SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY) 1.90% (2020年4月時点 2.12%)

分配では、どれも年4回(3月、6月、9月、12月)となっており、IVVがトップとなりました。他の2銘柄と比較し、約0.3%となり10年運用でトータルリターン3%分となります。何故、指数投資なのに分配に差が出てしまうのか?VOOとSPYは同じぐらいですがIVVだけ違います。手数料分の差が出てしまうのは理解できるのですが、それ以上の差が分かりません。分かる方いらっしゃいましたらお教えください(汗

この時点で手数料と分配を考えるとS&P500への投資ならIVV一択の様相を呈しています。また、基準価格が上がってきている事と分配が減額または停止している銘柄も多い事から、分配利回りが低下傾向にあります。どのETFも同じ0.2~0.5%低下。ただ、S&P500への投資になるのでキャピタルゲイン狙いで配当はおまけですね。10億あれば税引後1,800万程度なので無視できるわけではありませんが。

 

基準価格の推移

ここで3つの商品(iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)・バンガード S&P 500 ETF(VOO)・SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY))のグラフを3つとも重ねてみました。ちなみにこのグラフは、2019年5月~2020年4月のコロナ直撃時の比較です。なぜ1年にしたかたと言うと3年、5年、10年のグラフを見るとやはり差が出ないので、グラフとして面白くない。1年にすると多少の差が出てます。

グラフは、起点をゼロとしてどのぐらい価格が変動したかを表しています。よく見ようとすれば、所々で上振れする瞬間がありますね(笑)バンガード S&P 500 ETF(VOO)がオレンジなのです。

でも、だからと言ってVOOを買えばよい。とはなりませんが、やはりS&P500の指数投資なので、基本的にはどれを選んでも同じと言う事になりそうです。基準価格の変化まで選択の要素に取り入れるのであれば、VOOが良いかもしれません。

 

S&P 500銘柄のまとめ

こうして3銘柄を比較してみると、基準価格はもちろん同じ。あとの要素は、手数料と分配。手数料率は今後変動しますし、分配も方針で変動するでしょう。分配の差で多少頭が出ているiシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)もいいかもしれませんし、手数料最安のバンガード S&P 500 ETF(VOO)のどちらかでしょうね。

と、何か決め手が無いかなと探していたところ、投資額がありました。より大きい方が事業体、流動性なども安心かもしれません。IVVが162,303百万USD。VOOが120,189百万USD。より多くの資金を集めているのは、iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)ですね。資金力があり、分配も多少多く、手数料も安い。S&P500インデックス投資の視点で考えた場合、「iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)」がベストかもしれませんが、VOOやSPYでもポートフォリオを組んでいる方が多くいるので、自分にとって最適なポートフォリオを作っていくのがベストですね。

ちなみにS&P500への指数投資ETF1本で運用するのは、少々怖いです。債券・REITだったり、ナスダックやダウなどの指数投資を米国投資であれば組み合わせるのがリスクリターンを小さくするには効果的です。資産を積極的に増やしていくフェーズ。資産をキープするフェーズ。資産を減らさないフェーズによってポートフォリオを作っていくのがベスト。

また、S&P500指数へ投資する為のETF以外にも大型株やグロース株、バリュー株などに限定して投資するETFもあります。IVV・VOO・SPYなどと比較してみるとかなりリターンに差が出ています。日本国内の証券会社だとVOOなどが買付手数料無料のところもあり、小口で分散投資するには有利ですがそもそもVOOのリターンを上回るETFもたくさんありますし、下回る商品もたくさんあります。勉強の為に、それとも比較していきたいものです。下記にS&P500全指数以外のものも解説しています。

【QQQ】インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETとは?

米国株式ETF高配当ランキング(上場株式編)

 

S&P500のその後

S&P500のその後というのは、個人的に勉強してきた結果、直近の結論が出たので追記しておきます。

インデックス投資であるS&P500に関し、これまでの実績で5年以上価格が戻ってこない時期もありました。また、現在ではGAFAMで25%を占めるなど時代も変わってきています。よって、2020年のコロナ以降もS&P500指数が上がっていく保証はどこにもなくなりました。つまり、何も考えずにとりあえずS&P500にぶっこんでおけばいいか。と考えるのは多少危険かもしれません。

と言うのも、今後、コロナ相場でレンジに入った場合、多少の配当があるにせよ5年とか「成長前提」の株式ポートフォリオとして置いておいてよいのか?という問題があります。直近10年であれば、とりあえずS&P500に入れておけば間違いなかったわけですが、その前ではほとんど値動きしなかった時代もあるわけです。成長しない株式にポートフォリオを配分するメリットはありません。株50:債券50だとしてS&P500に株式として50割り当てる。これが危険かもしれないと言う話です。

正直、GAFAM他、今後5年10年で存在し、シェアや売上が間違いないであろう個別株式に投資したほうが、S&P500のインデックス投資よりリターンが大きくなる可能性がかなり高いのではないかと個人的に考えています。結局、富は高みに上っていく傾向に変わりはありませんので、S&P500へインデックス投資をしようとするスタンスであれば、Google、Apple、Microsoft、Amazonなどを中心にすることで同じ選択をしていると言えるのではないでしょうか。

ちなみにS&P500インデックス投資のETFや投資信託を買えば、間接的にそれらの株を持つことになります。また、そういった人たちが増えれば増えるほど買われる株なわけです。VOO、SPY、QQQ、IVV、VOOG、SPYGなどなど主要なETFにGAFAMが含まれており、個別の財務状況が業績を判断する前にそれらの株が買われる仕組みになっているということです。

もし、巨大IT解体論や課税論が大きくなり、実際にそのような事態になったとしても短期的には、株価に影響が出るかもしれませんが、何かを探す際に検索という別の行為が生まれない限り、Googleは無くならないでしょうし、AndroidOSも別なデバイスへ意向しない限り無くならないでしょう。OSに関してもMicrosoftとアップル以外に出てきて、シェアを何故かガンガン奪われない限り、当面アフリカの発展や人口増加が残されている限り拡大するでしょう。

個人的に考えているのは、S&P500へのインデックス投資から、インデックス投資の構成上位銘柄をリストアップし、GAFAMを中心に多くても5~10銘柄程度でポートフォリオを組むのが、リターンを増加させるうえで必要だと考えているところです。メインの銘柄を数社。さらにサブ銘柄で数社。年に1~2回程度で業績や環境変化も交えながら、株価を見て目標株価に到達していないものを残し、到達しているものを売って伸びるものにリバランス。これで行ったらどうなるかな?とスタートさせる予定です。

進捗は、ブログでも紹介していきたいと思います。直近すでに買ってしまい、直後に下げていますが継続していきます。

 

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