服薬は、毎日40㎜を2錠で続けた。飲んでいた当初と比較し、慣れたのか目立った効果は測れなくなった半面、ある程度、衝動的に怒りっぽくなる事は無くなった。それが効能だとすれば、それは凄く良い事かもしれない。子供、妻、仕事などで腹立たしくなるところが、冷静に考え言動や行動に移せるのであれば、それが最大の収穫かもしれない。
ただ、ちょっとの期間。それこそ1か月程度辞めてみて実験してみようかなとも思ったりする。発達障害の中のADHDにおいて、薬を飲むことで自分の衝動的に何かしてしまう事が無くなったとすれば、それはそれで無駄遣いだったり、人を嫌な気持ちにしなくても済む可能性がある。
それが薬のせいなのか。色々調べたり薬を飲む過程で学習できたことなのか。両面あると思うがきっかけは、薬を飲んだことであり、やはり飲んでみるのに越した事がないかもしれない。
全て想定や仮定の話だが、多くのこういった事象で悩んでいる人。生きづらさを感じている人達が、なんとかうまく自発的に、少しでもマシな人生になるように努力する事は、普通の人であってもおそらく同じ事なのかもしれない。
みな登る山は違うだろうし、登り方も装備も体力も違うだろう。だけど、登るのを完全に辞めてしまうのは、理由がどうであれダメなんだと感じる。
色々考えて、服用をやめて3日になる。薬の特性上、飲み始めて数週間で効き始め、その後、1日をキープする為に毎日飲む。という説明だったが3日間辞めて、身体の健康的観点からはだいぶよくなった。それもメンタル的な事も含め。「元気だ」と思える事が正直、薬を飲んでいる間なかった。
どちらかというと陰鬱な感じで、なんだかやる気がでないような・・・。これは個人の感覚で、他の人は違うかもしれないが。
個人的に感じた効果と副作用
これは完全に個人的なまとめですので、みんな同じことを感じるとは思えませんが。結局2か月間、8週服用しました。効果は
- 興味関心が向いてしまい、その対象が人生やタイミングにおいて「今じゃない」時や「不必要」だと判定するラインが、上がった(計画性がもたらされるわけではなく、行動が抑制される。手当たり次第に行動しなくなる。)
- 沸点が上がった(カッとなる事が減った。行動しない事、発言しない事でそもそも機会が減った上に、イライラしなくなった)
- 貧乏揺すりが減った(デスクでPCに向かう時の貧乏揺すりが明らかに減った。これは薬を辞めてから元に戻ったのが実感出来た)
う~ん。こんなもんかな~。これに通院、薬代を含めて月1万円はきついかな。発達障害には、濃淡があるって話で0~100だとして、各症状をプロットしたら、自分は概ね30~50ぐらいなのかもしれない。たぶん、特性にもよるんだろうけど、薬が絶対的に必要なのって症状の種類×70~100なんじゃないかなとふと思った。次に個人的なデメリット。
- 意欲や行動の減衰(ビジネスやるのに致命的だろと思うし、趣味にも関心が薄れた)
- 頭痛など(頭部に感じる痛みや圧迫感が割と厄介)
- 胸やけ、胃痛など(食後に飲むが稀にダメな時があって困った)
- 全体的な活力低下(無気力というか)
自分の場合は、物忘れも無いが片づけが苦手・・・なのか片づけをしようと思わない・・・ダメか。デスクの上や自分の部屋は、多少散らかっているがゴミ屋敷やどこかの教授のデスクみたいにはならない。どちらかと言うと多動・衝動性が強い。が・・・それを使ってある程度、ここまで来てしまうとそれは逆に長所というか、特性をうまく使えたという「運」があったのかとも思う。
起業なんて普通に考えたら日本人しないだろうし。リスク考えたらやらない。でも、衝動性と多動があるおかげで、こうだと思ったら突っ走れる。それで事業も小さいながら出来た。薬を飲んでいる最中は、本当に事業に。仕事に。身が入らなかった。何もかもがおっくうに感じる。結局、大人しく最低限の仕事をしていただけだ。
ただ、事業においても1つ欠点として見るならば、計画性だろう。衝動的で多動であれば、計画性はほぼない。そもそも計画を前に動いている最中で衝動的な事象が生じる為、計画をたてる意味が皆無。個人的にも事業計画なるものは、作った事がない。ただ、薬を飲むようになってそれに気づき、計画を1度本気でたてて1年それを実行しようかと思っている。新しい視点や結果が得られるかもしれない。
もし、薬を辞め、計画通りに動かせなくなったら、また服用しクールダウンでもいい。でも、ストラテラは、効き始めるのに時間がかかる。そう考えると自分には、服薬方法としてコンサータのほうが合っているのかもしれない。
かもしれない。が続いたが服用を辞めて5日。1つの記事を複数日で書いてたりするので、こうして時間が経過したりするが異常なし・・・・・
自分にとって、薬はデメリットのほうが多かった。と言う結果になりそうだ
後日談
この記事を書いて1年超え経過し、記事を見直してみた。その時に書いた事はそのままに。ストラテラを飲むことを辞めたのは、「もしかしたら別な特性や病気かもしれない」と思った節があったからだ。心療内科に行ったのも、ADHDありきで先生とやり取りしていた。今思うのは、やっぱり違うかもしれない。と言う事だった。
うつ病、統合失調症、躁うつ病、ADHD、ASD、HSP、ストレスなど、複雑な要因が絡まっていると自分なりに感じたからだ。そこで、ストラテラを飲むをやめて、「徹底的に落ち着こう」「ストレスの元を取り除いていこう」「なんなら、全部辞めてしまおう」。この最後は、極端で衝動的でありますが笑。
そう思ったら、「これストレスだな」「あ、これも」「う~ん、これも要らない」とどんどん切っていく事にしたんです。なんか、薬うんぬんとかじゃなくて、徹底的に自分と向き合って、こういう傾向があると自覚していくのが重要だなって。
例えば、今でもそうで対策を考えているのですが、SNSってどうしても意見や見方が違う人達が知り合いでいると思うんです。それに安易に噛みついてしまうんですね笑。例えば、芸人に近い人で芸人よりのスタンスを取ってる人がいる。で、徳井の脱税に対して、叩き過ぎだとかTSUTAYAのビデオで延滞したのと同じだろ!とか言っている知人がいたので、そりゃ違うだろって話をするわけです。
まあ、正しい正しくないと言うか、意見を言ってしまうんですね。これってASD的なアスペルガー傾向でもあると思うのですが。最近だと、コロナ禍で国の対策に国民が文句言いますよね。ある時、環境省が店舗の換気扇に対して、助成金を出す。と言うニュースが出てたのです。それを引用して飲食店関係者が「こんなの要らね~んだよ。店を閉じたら食えないだろ!ふざけんな!」と言うような投稿をしていた人がいました。
そこに「いや、これってコロナ禍で環境省で何が出来るか考えて、実施している事だから、経産省とかの施策ならまだしも、ちょっと違うんじゃないか」と言う事を言うわけです。共感性の問題からしたら、この人は飲食店でしんどくて、そう言ってしまってるんだな。って事で「そうですよね~」とコメントするのが普通なんでしょうね。でも、私としては、環境省の人が可哀想だし、そもそも健全でない感じがして、それだったら環境省なら何が出来たのか考えましょうよ。と言うような、この人にとってどうでもよい事をぶつけてしまう、面倒くさい人間になっていたわけです。
で、私も自己嫌悪に陥る。と言う事を繰り返してました。
本題に戻ると、本当に重度の人で生活にも支障が出ており、それによって他の病気も併発していると思われている場合、ストラテラをのむ意味があると思います。ただ、「もう少し、自分と向き合える余力がある」と思ったら、1つ1つ自分の行動や考え方を見つめ直し、自分にとって自然な自分を実現できる環境や考えを作るべきかなと思います。
その上で、ストラテラをのむをやめたけど迷っている。やめようと思っている人がいたら、辞める前の状態をことこまかに1週間~2週間分をまとめてみる事をおすすめします。飲んでいる時の行動や感情、思考方法を文字にしましょう。全てを文字に。そうしてから辞めてみるとよいです。自分で比較できます。そして、必要なのか必要ではないのか判断するのがよいと思います。
もちろん、私は医者ではありませんから、勝手にこんなことを言うのはダメな事なのかもしれません。ただ、医者の判断が合っているとも限りません。相談したところで「じゃあ、一旦辞めてみましょうか」と言う医者もいれば、「途中で辞めるのは効果がありません。あと半年は続けましょう」と言ってくるかもしれません。医者もピンキリです。
薬を一生飲み続けることは無いのです。どこかで卒業できてこそです。いつ卒業なのか?今でしょ。薬を卒業できるのは、薬のお陰では無く、あなた自身が成長したからだと私は思います。
自分もあまり効果がないのでやめることを考えているのですが、
ストラテラをやめるとき80を一気に0にしましたか?
山田さんコメントありがとうございます。
私は心療内科医でも薬剤師でもありませんので、「個人の感想」として参考にして頂けると幸いです。
私が辞める時は、身体に不調がないことと心に不調がないことをよく確認しました。
頭痛も腹痛・胃痛も肩こりもなく健康体。心も落ち込みやモヤモヤもなく、攻撃的でもなく、
穏やかに過ごせる状態。
この状態であれば辞めても良いかなと個人的に感じます。
徐々に減らさず1週間以上調子が良いことを確認して一気に辞めました。
おそらく医学的には、その物質と言うか効果がいきなり減るのではなく、徐々に
減っていくはずです。何故なら、これを飲んでもいきなり効果が出る薬ではないからです。
医者が言っていたのは、2週間ぐらいで効き始めると言っていましたので、
飲むのを辞めても身体から抜けるのに1週間以上かかると思います。
もし、辞めてみて不調が出るようであれば、戻してまた様子を見るつもりで
ゆっくり付き合うのが良いかと思います。もちろん、医者のところへまた行く必要は
ありますが。
山田さんがご自身と向き合われ、人生を自分らしく歩めるよう心からお祈り申し上げます。
返信ありがとうございます。
一気にやめても体から完全になくなるまで
時間がかかるとは知らなかったです。
医師とも一度相談してみます。
私はストラテラ40mgを三年ほど飲んでいます。 集中力は確かに上がりました。二か月ほど前ストラテラを80mgに増やしたところ、吐き気がものすごく、ベッドから立ち上がれないほどになりました。そのあと、医者にも行けず、勝手にストラテラをやめました。3週間くらいたち、胃が回復しました。そのころからバイト先ではミスが増えた気がします。そしてその後医者に行き、ストラテラ40mgでまた続けることにしました。そして最近、ストラテラがまた効いてきました。と同時に気づいたことがありますい。それは気分が落ち込んでいるということです。やる気、モチベーションもなくなり、全体的に静かになりました。当たり前のことだとはわかっています。ADHDの薬は全体的に人を落ち着かせる薬だと。でもいままでこのやる気が出ない、悲しくもないけど楽しくもない、ものすごく静かな世界で生きているような感覚、自分のせいだと思っていました。抗うつ剤を増やしたりもしました。
今、ものすごく迷っています。私的にはもうストラテラをやめたいです。早くこのむなしい感じから抜け出したいです。しかし、やはり集中力がまたなくなってしまうのかと思うと、やはり迷います。今大学2年生です。勉強は忙しく、やはりストラテラで助かっている部分もあります。
明日医者にまた行きますが、先生は私が言っていること全部一回試してみようという感じなので、とりあえず今考えていることは2つ、
ストラテラ40m続け、抗うつ剤を少し増やす。
ストラテラをやめて、抗うつ剤はそのまま。
まだ迷っていますがとりあえず頑張ります。
このことで悩んでいて、MUIさん(で合ってますか?)の記事を見て、少し心がすくわれました。結局医者に相談しても、その医者本人が同じ薬を服用した経験がない限り、やはり聞いても、あーそうなんだ、まあそれがこの薬の特徴だからね、で大体終わります。だから、この記事を見つけることができて、本当に嬉しかったです。ありがとうございます。
ぷりんさん、コメントありがとうございます。MUI(無為・むい)です。
「頭の中がこれだけ静かになるんだ」と感動したのを今でも覚えています。それにより集中力が増すのも、やはり体感できる1つですよね。80㎎に増量で副作用が出てしまったのは大変でしたね。やはり、逆にトータルで悪化してしまうものは、かなりしんどいですよね。
分かります。「やる気」「アイデア」「創造力」「突破力」これらと引き換えに「静かに」なるイメージも良く分かります。ストラテラの効能で私も感じた感覚です。初めは、この効能に感動し、ゆったりとした時間を過ごしてました。何か月か忘れましたが。小さい会社で経営者をやっていたので、日々の判断や社員との対話も1つ1つ冷静に落ち着いて淡々と出来たのは、良い発見でした。ただ、生気がないというか、イライラもしないですし、やったぜ!のようなテンションも無いので、マシーンのようにこなすには本当に良い薬だなと感じていました。そして、辞める時にこの感覚を忘れないようにしようと心にも決めました。「薬のお陰でこの「平和」を手にいれることができる。またしんどくなったら、落ち着きたくなったら薬をもらおう」と。
ぷりんさんは、抗うつ剤との併用とのことで、それぞれの薬の効能に関してよくよく感じれていますか?2つの薬を同時に飲んで、自分の感覚で感じながら、服用するのって凄く難しそうですね。私は経験が無いので分かりませんが、薬で自分じゃなくなるのだけは勘弁なので、「この薬は自分にはこういう効果がある」と明言できるぐらい感じたいところですね。ストラテラの感覚は既にご存知のようなので、抗うつ剤単体でどのように自分に作用しているのか。その上で併用するとどうなるのか。ぷりんさんに最適な感覚を把握し、その後に卒業できるといいですね。困ったら容量と薬が分かっているので安心ですし。
確かにそうなんですよね(笑)飲んだこと無い人には分からない感覚なので、「へ~」ぐらいで。だから、迷っている人がいたら「試しに飲んでみたら?辞めれるし。でも高いよw」てな感じで。いえいえ、こちらこそこんな日記を読んでいただき恐縮です。ありがとうございます。それにしても、薬のカプセルの色ってまだ青ですかね?あれ、辞めて欲しいですよねw毒々しくて・・・
おはようございます。中一息子がゲーム中毒昼夜逆転をきっかけにメンタルクリニックでADHDと診断され、約1年ストラテラを飲んでいます。初めは授業にも集中している様子でしたが徐々にやる気が失せているようで、今不登校です。
するとアナフラニール(鬱の薬)を処方されました。笑顔は出てきましたが身体がきつい様に感じています。いつも疲れた疲れた。眠いと言ってます。ストラテラをやめてみようとしたときに、2日目でイライラして机を壊しました。怖くてまた飲ませました。
薬は徐々にやめた方がいいですかね?
身体が辛くて学校行けないんじゃないかなと思います
まなみさん、コメントありがとうございます。
私は大学やニートの時にゲームで昼夜逆転していました。私の子供もほったらかしにすれば、ゲームでそうなると思います。昼夜逆転しながら、日常生活を送りメンタルを正常に保てる子供は、かなり少ないと個人的に考えています。なので、ほったらかしにして自制できる子は、勝手に自制しますがそうではない子は、やはり制限なりルールなりでメンタルに影響が無いように対応してあげる必要があると思います。そう考えると、薬や病状の前にゲームと身体を壊さずに付き合う度合を一緒に探る必要があります。長時間のゲームが身体を壊し、深夜に起きて昼夜逆転することでさらにメンタルがやられていく。「頭がおかしくなる」ってことですね。ここを子供と共有してから、制限やルール、工夫をするのが先決かと思います。
さらに不登校については、私も中学と高校とそれぞれ1年ほど不登校期間がありました。お子さんの主たる要因の1つとして、まずはゲームと昼夜逆転生活。この部分以外にあるとすれば、最近ではよく聞くようになった「HSP」と言う特性があります。私の場合は、今となればこれだと理解出来たのですが、集団環境の中では情報量や音が多すぎて、いるだけで疲れてしまい、普通に学校へ行くだけでメンタルがやられていきます。その上、ADHDやASDなどの特性が絡まると、友達とのコミュニケーションや付き合いに粗が出てきます。それでさらにメンタルがやられます。他には、いじめや家庭環境なども考えられますがいかがでしょうか?1人親、貧困、夫婦不仲、祖父母同居など家庭環境も大きく影響します。
薬も大事だと思いますが、安易に薬が逃げ場になることにちょっと心配です。机を壊してしまったのも、反抗期と昼夜逆転でメンタル的に不安定になっているからだと思います。私も中学校の時は、家の壁に穴がよく空いていましたが・・・薬の有無でなくても、男の子の反抗期は、ただでさえ色々あります。性欲処理の効果に気付いていない場合、出来ずにイライラする男子もいます。
ADHDやASD、HSPは、薬で治るものではないので、本人が「自分にはこういう特性がある」と言うのに気づくのが一番なんですね。そして、机を壊してしまったら「なぜ壊してしまったのか?(怒ってるわけじゃないと伝えて)」を一緒に考える必要があります。昼夜逆転してるとどうなっていくのか?ゲームのやりすぎで体調にどういう影響があるのか?など一緒に話す事が重要です。焦らずゆっくり話して向き合ってくれると凄く嬉しいと思います。息子さん。
まなみさんも色々あって大変だと思うのですが、原因は息子さんだけではなく、色々な要因があるので向き合って欲しいなと思います。中1だと体力もあります。家の中だけで親とずっと一緒だと、性欲も体力も発散できずに悪化します。薬を辞め、生活を整え、週2~3回ぐらい出来れば一緒に自然の中へ出かけ、食事を食べて、テレビやゲームもやってと普通の生活を送れるようになってから、本人から学校や勉強の話が出てくるとベストですね。個人的には、普通の生活を送ってもらえるまで帆走出来れば、親として満点なのかなと今では思います。
いずれにしても、息子さんもまなみさんも成長するのに時間がかかりますから、焦らず向き合ってコミュニケーション取りながら、普通に寝食を共に出来れば、自然と「学校行ってみようかな」とか「保健室だったら行けるかな」とか「自分で勉強はやってみる」とか出てくるかもしれません。普通の生活が出来て、学校や勉強に興味が無ければ、フリースクールなど選択肢を提示していけば良いと思います。長くなりました。子供への薬は、個人的に難しいと思います。何故なら、自分のことを知らなさすぎるのに、訳も分からず薬だけ飲んでいるからです。薬は辞めて、積極的に向き合い、コミュニケーションを取り、親ができることをやるのが最善だと考えています。