経営者・社長のうつ病やメンタルの話

一般的な日本人の経営者や社長に対するイメージってどんなでしょうか?人だと思っていない方も少なくないですよね笑。一理ありますが・・・。私は30代後半で気付きました。「起業家ってどっかのネジ抜けてないと始めれないよな」っと。もちろん、「世界を変えてやる」とか「困っている人を助けたい」と言う強い思いで起業する人も多いとおもいます。起業する本当の理由でも経営者・社長になる理由をまとめましたが、起業する理由はそれぞれです。表に出てくる理由は、後付けの話も多いです。

こう書いてしまうと「ほんの一部の話をまるで多数派のように言わないでくれ」と言われてしまうかもしれないので、あくまで一部であると言っておきます。知って欲しいのは、経営者・社長・起業家も人間なのでメンタル的な疾患を抱えることが少なくないのです。

 

起業家のうつ病

経営者・社長のうつ

私が「初めて精神疾患を罹患した」と思えるのが創業から2~3年ぐらい経った頃です。その時は、やはりネジが外れていたので全く気にせず仕事をしていました。毎日9時~24時ぐらいまでの仕事を何百日と続けていたある日、夜1人で仕事に向かっていると何も無いのに涙が出てきたのです。今思えば明らかに身体から出ている悲鳴であり、注意信号です。泣きながら仕事をしていましたが、それが何なのかも分からない頭だったので、がむしゃらに仕事をしていました。

今だったら「ヤバい、仕事中に何も無いのに涙が出たら異常だ。病院へ行こう」と普通分かるでしょう。若手の経営者は、分からないからこそ無茶苦茶やれますし、そういったライフワークバランス的な概念も無いので、やるべきことがあればやり続けてしまう。良くも悪くもそういう構造上の課題があると思います。個人的には、20代経営者・社長でメンタル的な疾患になったと聞いた事がありませんが、事業が飛んでいなくなる。失敗して引きこもる。経営している途中で問題・トラブルを起こしてしまう。など、間接的に影響を見てきたことはありました。結局、病名は付かないもののストレス負荷で適切ではない行動に出てしまうものです。

若い起業家は特に、メンタルについても勉強していないので、自分でうつ病にかかりますし、社員や取引先の精神疾患について無知であるケースもありますから、そこがたちが悪い部分でもあると思います。自分をベースで考えてしまうので、他人の身体や心について気配りができないケースも多々あります。その点、起業家でこの部分の知識や感覚が分かると、初めから崩壊しない組織を作る事が出来ます。

大体の経営者は、一斉に社員が辞めてしまう時代を経験しているような気がします。私もそうでしたし、周りからもその話を聞きます。若手が経営者としてやっており、その話を聞くと「ようやくそのステップまで進んだか」と言う話もするぐらいです。人間は過ちを繰り返し、そこから経験して学び「これじゃダメだ」と言うことに気付き、組織の事をよく考える。と言う昔ながらのステップを踏む社長も多い事でしょう。

社長のうつ病・躁うつ病・統合失調症など、社員で分かる人が見れば分かりますよね。イライラ、落胆、無気力、迷いなど、経営者に近い人ほど感じれると思います。なので、この部分でもNo.2にかかっているとはよく言ったものです。社長自身は、まさか自分が精神疾患に陥っているなど思いませんし、病院へ行こうなんて絶対に思いません。カウンセリングに行こうなども無いでしょう。見栄の生き物ですから、誰かにバレたら大変だし、黙って耐える人が多いのではないかと思います。

特に上場企業の社長なんてそうかもしれません。外から見て普通でも中では問題を抱えているケースも多いでしょう。派手な趣味や夜の街で紛らわしながら突き進む経営者も多い。このような状態を考えるとやはり経営者は、孤独だと言える1つの要素です。まあ、だからと言って「社長、うつ病じゃないですか?」と言える関係性かどうか。また社長のキャラにもよるでしょうね。「ちょっと疲れてるんじゃないですか。2~3日適当に出張で休んだらどうですか」と言える社員やパートナーがいるかどうか。

いずれにせよ、起業家のメンタルは、自分自身と向き合って面倒見ていくしかありませんね。今も昔も。

 

社長のうつ病

自分に嘘や無理が多くなるとかかりやすいですね。私が「自分だけじゃないんだ」と思ったのは、もう会社を売却するのが決まった頃でした。知り合いの社長達に売却する話をし、数ある売却理由の中の1つに精神的にしんどい話もしました。そうすると「そうなんだね。実は自分も何年か前そうで・・・。」だったり「あ~分かる。自分の場合は、結構定期的になるから薬飲んでるよ」だったりと、意外にカミングアウトしてくれるんです笑。

もう私が経営者でなくなるからか、張り合う相手でも無いし、取引もしないし、カミングアウトしてくれたから自分も。と言う事なのでしょうか。この状態で救われた気がして、もっと早くに知りたかったなと思ったぐらいです。挨拶した社長の半数以上が罹患歴もしくは、しんどい状況があったと言っていました。なので、社長同士で弱みを見せあうって意味が無いですし、お互いカウンセラーでもないのでメンタルの話をする機会が皆無。だからこそ経営者・社長のメンタルマネジメントが遅れているんだなと感じます。

そもそも、社長のうつ病って言っても、社員でもなるわけで役職なんて人間だから関係ないんですよね。社長は孤独だって言いましたけど、愚痴なんて言えませんし、言うのが無駄だと分かっている人種で常に気を張っているので疲れやすい。特にしんどい時って、資金繰りがヤバくなったり、売上が消えたり、パートナーに騙されたり、社員が持ち逃げ・競合へ引き抜かれたり、やりたくもないのに社員を解雇したりと、業績良ければ跳ね返すことも出来ますが、立て続けに起こったり、凹んだりしている時に起きると辛いと聞きます。個人的には、自分が悪いのに社員に辞めてもらう時は、もう2度とこんな事はやりたくないと思うぐらい気持ちが悪かったです。

こんなことを書くと「甘ちゃんだよ」と仰る経営者もいますし、人それぞれですね。ビジネスの本質は、利益を出す事なのでフォーカスすべきはそこなんでしょうけど。

 

社長・経営者のうつ病まとめ

会社員の方には、これを読んで「へぇ~、社長も人間でそういう社長もいるんだな。うちの経営者は、うつ病にはならないと思うけど」と感じるのが普通なのですが、私も表向きはやっぱり気を張りますし、元気そうな社長でも病んでたりするので、絶対に分からないと思います。基本、経営者や社長は役者なので、演じている人も多いです。なので、これを知ったところでどうもこうも出来ないのですが、誹謗中傷はしてほしくないなと思います。酒のネタでも不謹慎だなと感じます。メンタルについては、他人から絶対に分からないので。会社員もそうだと思いますが、社長もしんどい仕事がかなりありますからね。同じ人間同士、病みます。

社長や経営者の方には、これを読んで「マジか、そんなことあるんだな。俺は大丈夫だけど」となる方もいらっしゃれば「だよな~。分かる」と言う方もいらっしゃると思います。私個人の想いでは、社長や経営者が最後には必ず幸せになって欲しいと思います。社長や経営者の幸せを考える人って、結局、自分しかいないんですよね。社員が考えるはずもありませんし、家族が考えてくれそうでしょうか?

だから、もっと自分の幸せを考え、メンタルにも気を配って欲しいなと思います。やれるだけやって、最後は縮小して後継者不足で廃業。その時には、もう60過ぎ。コロナ罹患で死亡。何の為の人生、何のための事業だったんでしょう?飲食店経営者もコロナで悲観し焼身自殺。何のための事業だったんでしょうか?結局、国が悪いとかコロナが悪いのではなくて、経営者・社長として自分と向き合ってこなかった。しんどい時にメンタルについて知らなかった。そういったことがあるのではないかと考えています。

お客様、社員の幸せは考えるのは当たり前。経営者・社長の幸せも自分でしっかり考える事で、うつ病などを遠ざけることが出来ると感じています。難しければカウンセリングや病院など、力を借りるべきです。社労士顧問、税理士顧問、弁護士顧問、メンタル顧問が経営者には必要ですから。

 

 

 

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