起業する本当の理由

起業と理由私が起業した200X年代。そもそも、何故起業したのか。初めて起業した後に何故4社も起業することになったのか。振り返りと勉強の為に書いておこうと思います。

大学時代のプチ起業

私が起業するきっかけとなったのは、多くの人が読んでいるロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」です。今でも思い出します。大学1年か2年かは忘れました。この本を読むきっかけすら忘れました汗。しかし、この本で人生が変わりました。

何が自分的に刺さったかと言うと「就職以外の選択肢が人生にはある」と言うことでした。驚愕したのを覚えています。高校から母子家庭で育ち、友達の影響も親の影響もなく、ただお金が無いから。そして、100%合格する大学という事で選んだ学部と国立大学でした。当然、面白くもない授業を毎日聞いて、生活費と学費を稼ぐためにバイトばかりしていたのを思い出します。

就職しなくていいと思ったら、道が開けたように思います。当時、バイトの関係で不要になったものを許可を得てもらっていました。私にとっては、ゴミのようなものです。それを当時、ヤフーオークションで売っていました。今では、メルカリなんてのもありますが、中古品市場と言えばリサイクルショップだった為、リサイクルショップに売るかヤフーオークションに売るか2択だったわけです。

ここで普通に「商材さえあれば売れる」と思ったわけです。どんなものでも、数百円以上では売れると自信がついていました。そして、まだインターネット上のホームページと言えば、ギラギラした怪しげなホームページが多かった時代です。書籍を買い、HTMLを覚え、無料のホームページ開設サービス「ジオシティーズ」?だったかな。ヤフーがやっていた記憶がありますが。

そこにホームページを開設。初めて起業したビジネスモデルは、「オークションの出品代行」でした。当時は、ヤフーオークションすらできない人が一定数いましたし、そもそも出品して手配とかが面倒なわけです。そこで「不用品をまとめて送ってくれれば、売れ次第、入金する」と言ってサービスを開始しました。

まあ、今思えば怪しい事このうえないですね笑。特定商取引法なんてのもありませんし。でも、お客さんは、結構送ってくれてどんどんさばいていたのを記憶しています。さらに、自分の商品を売却しただけですので、それに関する税制の知識や個人事業主の開業届も知らずやってましたね。大きな声で言える話ではありませんが。

金持ち父さん貧乏父さんを読んで、労働者、自営業者、ビジネスオーナー、投資家。があると。厳密にはもっとあるわけですが、学生にとってはこれで十分でした。従業員=労働者を目指して大学に入ってたわけですから、当時の自分ですら「なんて馬鹿な選択なんだろう」と思っていました。

他人の為に一生懸命働くのはごめんだと。これが大学時代のプチ起業で人生初めての起業?独立?だったと記憶しています。その後、このオークション出品代行の事業は、面倒で1年もたたず辞めてしまいました。そりゃそうです。出品手数料は、販売価格の10%でやっていましたので100万円分やって10万円。さらに梱包材やその時間も考えたら割が合いませんでした。20%にすればいいとか、そういうものでもなかったので、高額商品に特化するかFC化するぐらいしか、選択肢がなかったのを記憶しています。

結局、バイトのほうが楽に稼げたのでバイトばかりに。そして、お決まりの大学中退へと突き進むわけです。だって、流体力学とか熱力学とか勉強して、億万長者になれるとは思いませんでしたから。よっぽど途中で転学しようと思いましたが、やりませんでしたね。

1つ目のビジネスとしては、単純に「儲かるかもしれない」「これで労働者にならず済むかもしれない」と言うのが起業の理由だったと思います。

 

就職と転職と新規事業への参加

就職と起業

結局、2社就職しました。2社目で退職した時に心はもう決まっていました。「このまま起業しなかったら、これまでの繰り返しになる。絶対起業しないとダメだ」と。

やっぱり、社会不適合者なんでしょうね笑。組織の中でうまくやれないのです。で、取り扱いが難しいので、本当に能力のある人にしか私を使いこなせないと思いました(どんな人でもうまく扱えるタイプの優秀な人間)。ここで「うまくやれない」と思ったのは、会社の方針だったり、上司の方針があると思うのですが今から200X年代って正直、まだ体育会系の組織が通用した時代です。光通信とかね(今でも通用します)。

例えば、営業経験もない。営業で入社したわけでもない。なのに、営業を全社的に強化しようという事で、社員のほとんどが都内から車で連れられ、地方で降ろされてローラー営業(飛び込み営業)させるわけです。まあ、ベンチャーですからね。経営陣も20代で。どっかのコンサルか本やネットで、そういった情報を見て自社でもやってみました!みたいな。そんな感じだったのではと今では思いますが、当時は分かりませんから。

このような事をやる前に、営業研修をするべきだし、何故それが必要か説明すべきだし。やるなら効率よく効果がでるようにやりたいし。自分だったらこうするのにな。と言うのが毎日出てくるわけです。そして、そんなの毎回噛みついてたら完璧「面倒臭い奴」ですよね。下っ端のくせして。大学中退で、ろくに就業経験もなくて。大抵の人間は、面倒くさいと思います。そして、これが続くと人って避けるようになるんです。コミュニケーションコストが高いとか言って笑。

そんなのもあり、自分には、自分でやりたいように出来るフィールドを自分で作るしかない。そういう思いが大きかったように記憶しています。

そんなこんなで自分のビジネスモデルを携えて、当時、アップルームだったかな。まだありますかね。出資したい人と出資されたい人のマッチングサービスがあったんです。あれで、片っ端から投資家を回っていって説明していましたね。今だとピッチですか?プレゼンですかね。自分のビジネスモデルを熱く説明してまわりました。

この時、20代前半だったと思います。怖い人もいましたし、気持ち悪い人もいて、お金の周りにはいろんな人がいるんだなと初めて感じました。そんな中、ある投資家が「今、自分が考えているビジネスモデルがあるから、それやってくれたらお金出すよ」と言う投資家がいたのです。

自分としては、ビジネスパーソンとしてまだまだだし、別に企業で素晴らし研修を受けたこともないし、何もなかったので勉強も兼ねて一緒にやる事にしました。

これが自分でやる起業前に役員として参画し、起業した2件目になります。結果、6カ月で退職したのですが期間はどうあれ、初めて見る事業で何を用意し、どうマーケティングして、どう仕事をしていくかをやった事もない若造がやるわけです。今思えば、「お前よく出来たなw」と自分に言うと思います。

だってそうですよね。真面目に就職して研修も受けておらず、人脈も金も知識も何もない人間が「このビジネスモデルをやれ」と言われて、何もないところから事業を作って、お金を振り込んでもらい、サービスを提供するわけです。全てのジャンルにおいて専門家と書籍があるわけです。それを何も勉強していないわけですから。

これを言うと「またか」と批判の矢が飛んできそうなのですが、20代での起業期間1年は、その後のサラリーマン人生の10年分ぐらいの価値がある。とだけは言っておきます。半端じゃない範囲を短期間で全力でやるわけですから。部署全部です。営業、経理、財務、人事、法務、マーケティング、IT、企画、経営。1人で起業すれば100%全部やる事になります。「このジャンル分からないんだよね~」とか「このジャンル苦手」とか言ってられないので。やるしかないので。

ここで初めて、結果らしい結果を出せました。未経験からの初事業で4か月後に月商営業利益率40%。その投資家としては、月10万円でフルタイムの私を雇い、完全お任せで事業を立ち上げてもらい、業務をフロー化して、さらに利益までたんまり出して美味しかったと思います。ストック商売なので、それからずっと純増で利益が出続けたと思います。

これで完璧自信が付きました。「起業って何?めっちゃ大変だけど、めっちゃ簡単。なにこれ」。結局、ネットで調べれば出てくるし、ホームページ経由で電話で聞けば、大抵のことが分かります。それ以外は、工夫しながらトライ&エラーするしかありません。たったこれだけ。物凄くシンプルでやるべきことが分かり、それをやるだけ。感動しました。しかもめっちゃ楽しい。

こうして、人生の2回目の事業立ち上げで個人的には、かなり成長する事になりました。20代前半です。この時、6カ月で辞めて金なし、コネなし、人脈なし、友達なしも継続していました。

ちなみにここで出資してもらった100万円。結局、Webシステムが完成しきれずに頓挫するという、IT起業あるある状態のドツボにハマったわけです。これに関しては、別な機会に書こうと思います。

 

遂に本当の起業

起業

前の役員を辞めた理由は、月給10万円だったから。「社長、そろそろ給料上げてくれませんか?利益も出ていますし」と自分。「ん?お前は、自分の事業があるだろ。それで稼げ」。「そうですか、じゃあ辞めます」と言う笑。若いって素晴らしい。引き留められる事も無かったので、この投資家も「もう事業は回ってるし、いなくても自分でやれるからいいや」と思っていたんでしょうね。にしても、この投資家・社長には感謝しています。

そして、あろうことか自分は、この時、自分が立ち上げたビジネスモデル(投資家に言われてやったもの)と同じビジネスモデルをやれば、最悪半分の売上と利益が出るだろう。と考えていました。

そりゃそうですよね。6カ月前に立ち上げて、全部やって数字も覚えているわけですから。それをもう一回やったら、物凄いスピードで同じ事が出来るわけです。ただ、ここも若気の至りですね。本来であれば、契約を締結していないとは言え、競業避止を考慮しやるべきではありません。ここを掘り下げると別記事が作れるぐらいなので割愛しますが、個人的には若すぎて思いつきもしませんでした。単純に「同じ事やれば失敗しないよね」と考えての行動でした。

ただ、全く同じ事をやっても古巣を超える事は難しいなと考えていたので、必ず超える仕組みにしようとずっと考えていました。店舗を使ったBtoBビジネスだったので、立地がある程度重要なわけです。さらに店舗が増えると売上も増えるので、最初から多店舗化していこうと思っていました。それも自力ではお金が無いので、フランチャイズみたいな形式でやろう。と構想。

この時点で起業の理由は、就職はない→再現性が高いから古巣ビジネスをパクる→継続性を考えスパイス追加。だけです。ミッションなんてものもありません。よく、書籍や有名な人のビジネスや起業話には、ミッションが重要。理念が重要とあります。この意味に気付くには、6年後ぐらいだったかと思います。人に動いてもらう為には、理念やミッションが必要だと。

本当の起業1回目で20代後半に入っていました。立ち上げ直後からすぐ黒字。その後、10数年間1度も単月赤字を経験する事無く、売却まで行った会社です。最終的には、こういっためぐりあわせの運。経営の仕方が自分に合っていたとか、色々な偶然が重なり、増収増益をずっと続けられたんだと思います。これに必要なのは、少なくとも学歴、職歴、人脈、金、友達ではありませんでした。これらは結果的にない状態で、全てをまわすことができました。なので、あればあったでよいかもしれないけど、無いからと言って出来ないわけではない。と言う事がよく分かりました。

 

2社目の起業

1社目のビジネスは、BtoBの店舗ビジネスでした。仮にビジネス書専門の本屋だとしましょう。自前で1店舗、さらにFC式でオーナーを獲得する途中で、うちの会社へ営業に来たセールスがきっかけで出会った人間がいました。年齢も近くこの業界についてよく話したものです。

そんな時に「自分は、本屋のノウハウがあるので、これをベースに本屋のコンサル会社を一緒にやりませんか?」と誘いました。そしてスタートしたのがこの会社です。

自分一人ではなく、パートナーとの起業となります。アメリカでは有名な話で、起業は2人以上と言うのが普通になっています。何故なら専門も経験も違うし、途中で何かあっても事業継続性が高く、1人で始めるよりも2人で始めるほうが成功率が高いからです。また、出資を受ける条件の1つにもなっているので、1人で起業する人が少ないのはそのためです。

ただ、起業するにあたり、色々と調べたり聞いたりしましたが、日本の場合は、失敗する可能性が高そうな雰囲気でした。よく言う「音楽性の違い」ですね。結局、この会社も10年目前後でその傾向が強くなり、私はノータッチになりました。

経営方針の違いは必ず出てくるので、その時にそれぞれどう反応するタイプなのかが非常に重要です。さらには、出資比率も最後の保険で重要かもしれません。これについても深堀すると長くなるので割愛しますが、良い勉強になりました。

人と一緒に起業する時は、ノウハウが非常に必要です。もし、ビジネスパーソンとしてのスキルが無ければ、起業は1人でしたほうがよいでしょう。いい意味でも悪い意味でも、全て責任を取れますから。

結局、この会社も最後には、売却できるぐらい成長し、売却しています。起業理由としては、「必ず勝てる商材、理由がありやらない方が馬鹿だと思えるぐらい、自信があったビジネスモデルだから」になりそうです。

日本で1社もやっていなかったビジネスモデルなので、間違いありませんでした。ただ、3番目ぐらいは、市場に入ってもそこそこシェアが取れると思いますけどね。

 

3社目以降の起業理由

これも同じでした。市場に出ていないビジネスモデルで、既存事業にシナジーがあったり、直感的にこれは来ると思えるビジネスモデルで会社を作っていました。

そう考えると私にとっては、起業はゲーム。遊びみたいな感じで本当に楽しめる要素から入っているような気がします。心の余裕と言うか。絶対成功させるぞ!と言う気持ちがあるのは当たり前ですが、面白いんじゃないか。楽しいんじゃないか。と言う点で起業している印象です。

結局、これ以降は、全部失敗しています。ですが、ここでやった事業モデル自体は、他社が実践していたケースでは、スケールしていました。参入は、こちらのほうが早いものもありました。目の付け所は良かったものの、〇〇がダメだったのかなと。ちょっとここでは深いので書けませんが。

起業の理由なんかどうでも良くて、よく起業理由を書いたり、言ったりするシーンがありますがあれは全部後付けか作ったシナリオもあるでしょうね笑。何でもいいわけですから。本当に。真面目に考えれば、顧客や社員に響くものがイイに決まってますから。

でも、見て面白いのは、本当の起業理由でしょうね。たまに、働きたくないからって人や社長の肩書が欲しいからって人もいますからね。もてたいからとか。何でもよいと思います。

 

起業する理由のまとめ

起業する理由は、本当に人それぞれで本当の理由は、表にはほとんど出てこないです。出す理由もありませんし、現役なら尚更です。現役でなくても本当の理由を語る事に意味はなく、むしろマイナス面のほうが多いからです。

経営なんて社員や顧客とうまくやってなんぼですから、それを言ってステークホルダーに価値があるかどうか。それだけなんですよね。だから、起業家ではなくなって思うのは、「大変だな~演じるのって」と思います。

演じてるつもりがない人もいますが稀でしょうね。人間ですから。ただ、本当の理由を探る必要もないと思います。みんなそれぞれ、自分の為に起業するわけです。社会起業家もいますが、自分の為にやっていない人間は皆無でしょう。

例え、何かしら達成したい事があり、それを達成できるとしてその条件が「私の部下としてやらないか」と言う話で、社長を降りてそうするか。その人のコネ、人脈、資金を使って達成できるのにやるのか。と言う時に、自分の為でなければ、代表を辞めるはず。こういう人が現役(社長)では残るのが少なくなります。

世界を変えたい、社会を良くしたい、困っている人を助けたい、金が欲しい、もてたい、遊びたい、自己実現したい、馬鹿にした奴を見返したいなどの理由が強弱入り混じっている。そんな感じでしょうか。これから起業する人もしている人も、出して意味がない本当の理由は当たり前ですが心のうちに。誰しも共感するような理由を語っていくのが起業家の仕事と言えそうですね。

 

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