葬儀・火葬ビジネス詐欺に気を付けろ

ビジネスをやっている人なら1度や2度、騙されたり仕組まれたりカモられたりするものです。知識や人生経験が無いばかりにイイ感じでカモられるわけです。今回、ご紹介するのは葬儀・火葬ビジネス詐欺です。知り合いから聞いた話をまとめてみました。ただ、詐欺と言っても詐欺にならないように巧妙に仕掛けられており、ビジネス経験が無いとこれは見抜けないだろうなと思うビジネスモデルでした。

また、葬儀や火葬ビジネス業界や業界の人達をディスっているわけではありません。あくまで注意喚起のみで特定の業界に限らず、この手法が使える為、注意しましょうという内容です。

葬儀・火葬ビジネスで起業しませんか?

基本的に起業しようと思ったら、自分で考えたビジネスだったり、スキルを売るに限ります。他人の仕組みで稼ぐのは、カモられる確率ほぼ100%です。体のよい言葉で言えばWinWinでしょうね。自分でやって自分の儲け100%がベストです。人生かけるならそれ以外ちょっと考えられません。

何故なら「儲かるんだったら自分でやればいいじゃん?」これがビジネスの基本だからです。「この事業なら年間200万の利益が出ます。1,000万出してくれればいけます」と言う話だったとして、1,000万貸しますよ。と言うと「じゃあいいですぅ~」となるのが常です。ようは、そのビジネスというよりもカモにして儲ける商売だからです。

今回は、投資案件を探している中で巡り合った話のようです。私は事業や企業に対して、もう出資などもしないと決めて行動していますが、やはり事業や企業への投資は、儲かるものです。面倒もあり確率も低いけど、うまくいけば年率50%とか100%以上楽に行くので事業へ投資する人も少なくありません。

この葬儀・火葬ビジネスの話では、起業しませんか?もしくは、私がやりますので出資してくれませんか?という話だったようです。金額にして1,000万~2,000万ぐらいでお金を持っている人なら、「まあ投資してもよいかな」と思える金額がみそです。このぐらいの金額で投資しようとしている人の中には、初心者も多くカモりやすいというのもあるでしょう。

葬儀・火葬ビジネスについて言えば、あまり許認可系を必要なく出来るスキームもありますが、しっかりやろうとすると倉庫業や運送業などの届出・認可が必要になってくるようです。

話を聞いてみると「車やストレッチャー、駐車場、ガソリン代、届出代」などの諸費用を出させて、葬儀や火葬する集客は、ネットや行政経由でやる話だったようです。オーナーは、数値だけ見ていれば良いという話です。もうすでにここでピンと来る人はいるでしょう。開業する為に費用を全部出して、集客すればまあお金は入るわけです。しかし・・・

 

葬儀・火葬ビジネス詐欺のポイント

設備は、言ってしまえば流用可能なのです。つまり、この葬儀・火葬ビジネス詐欺の人が他社の死体を処理する為にオーナーの資本を使ってもバレにくいのです。「自分は、葬儀と火葬だけ請け負うから」と言っているので、他社案件も処理できますし、それを防ぐにはGPSやカメラを車載に取り付けて管理する必要があります。そこまでしますか?笑。面倒ですよね。この仕組み自体が。

さらに、ピンハネできるんです。こういうことです。他社の死体を処理するのに、オーナーがお金を払った設備を無料で使えますが、その詐欺する人間が独自で死体を確保することができれば、販管費ゼロで葬儀や火葬が出来、売上が丸儲けなのです。事務所も車も用意しているので、それを自分のビジネスにも流用してしまえば、販管費ゼロで葬儀・火葬ビジネスが出来ます。直葬なら十分可能です。霊安室を借りると言っても、どこの死体が入っているか分かりませんからね。

ドライアイス詰めて車両で何日か預かっても、車を確認しなければ分かりませんし、オーナーが死体の確認とかあり得ないでしょう。この時点で色々無理があるビジネスだなと知人も分かってきたようです。ただ、引っかかる人が一定数いるんでしょうね。

葬儀や火葬ビジネス詐欺に関わらず、キーとなる人間に悪意があった場合、いくらでもやりようがあるビジネス形態は、明確に詐欺とは言えず時間とお金を無駄にしてしまう典型です。タクシーでも似たような仕組みを作れます。例えばですので法律どうこうとか気にしないでください。

「私には、タクシー業界に関する知識と確実に人を長距離で乗せられる場所を知っています。だから、タクシーオーナーとしてビジネスしませんか?」という内容です。分かる方ならすでにピンと来られていると思いますが、オーナーにタクシーで使う車両とガソリン、駐車場代を出させて運転手は、例えばですがメーターまわさずに現金乗車させて、オーナーへの売上をピンハネするような、そんなイメージです。

「そんなこと言ったらビジネスになんて投資できない」と思われる方も多いと思います。結局、事業や企業に投資するってそういうことなんですよね。無くなったものとして考えられる投資でなければ、その他、面倒なことが一切合切おまけでついてくる。時間と手間とコストが本当にかかるのがビジネスだなと改めて感じます。

 

騙されていることに気付けない

今回、ご紹介した葬儀・火葬ビジネスに出資する判断をした人間は、おそらく気付けないと思います。1,000万だして準備しスタートしました。その間、3~6カ月ぐらいかかっています。スタートすると初月売上20万でした。「いいね!この調子ならあと5年で回収か」と感じます。

半年ぐらい経過して、月売上50万ぐらい入るようになりました。「お~出資したかいがあった。この調子でよろしくね」これが続いて税引後利益が年間100万だったとした場合、回収に10年かかります。3~5年ぐらいで突如下がってきて、その人が病気で倒れました。倒れたことにして、事業から撤退。

オーナーの資産は、半分以下になってフィニッシュ。「あ~葬儀・火葬ビジネスはダメだったか」となります。実態としては、かなりカモられていたわけですが、気付けない人は気付けないです。これ、飲食店ビジネスにも通じるところがあって、オーナーと店長の関係ですね。

店長の采配などによって、いくらでも店の利益や資産を流用出来てしまうので。個人的には、芸能人がやる飲食ビジネスのほとんどは、こういった部分が原因でどんどん潰れるんだろうなと感じています。つまり、実態としては詐欺的なのにビジネスや業界の素人だと気付かない部分がいっぱいあるからです。

いつだったか海外の書籍で、従業員の不正について調査した結果がありました。案の定、誰にも監視されていなければ、人間は不正をする生き物なのです。不正はしなくても、仕事をサボったりしますよね。自分を律することすら難しいのに、オーナーとして働いている人を律するのは、素人には出来ません。

つまり、ビジネスも素人、業界も素人、人を動かすことも素人。この3つが揃うと100%カモられて終わりになるでしょう。葬儀・火葬ビジネスで詐欺をやっている人は、この3拍子揃ったカモを探しているにすぎません。何人カモがいてもいいのです。カモは多いほうが儲かりますから。

葬儀・火葬ビジネス詐欺で学ぶこと

知人からこの話を聞いて、私も調べてみました。細かい部分は、やっぱり分からないものの1か月あれば立上可能だな。つまり、人の手を借りずに自分で出来そうだな。と言うのが結論でした。火葬場とのコネクションや病院、役所とのコネクションも必要だと思います。ただ、結局、火葬場の卸価格・霊安室の卸価格・販管費をのせて売り、あとは数をこなす。2~3年もやっていれば、だいぶ効率よくまわせそうだなと。Webでの集客も独自のビジネスも付けられそうだなと感じました。

今回の葬儀・火葬ビジネス詐欺で確信したのは、もしもビジネスで金を稼ごうと思ったら、自分である程度調べて、自分でも出来るか見て出来るだけ自分でやることでしょうね。変に人に金出してやらせず。ベンチャーに出資するのとはまた違う感じですが、事業投資は自分でやるに限るかなと。

直近、ハワイのツアービジネスへの出資なんてのもありましたが、自分で出来そうでした。Webを作って、現地ガイドへつなげるだけ・・・。そのビジネスに固定客が付いていれば別ですが、1,000万も払わないですよね。

スモールビジネスなら自分でやるべき。やれないならやれる能力を磨くべき。楽して稼ごうと思うなら金融商品投資を勉強したほうが再現性が高くて楽。ビジネスは法律というゲームルールがあり、頻繁に変わる。それをキャッチアップするのも大変。人の不確定要素も多すぎる。

友人や家族にこんな話があれば「やめとけ」で終わりますね。起業したことがない人がこの手の話に飛びつくのは危険ですし、カモられる可能性が極めて高いですので、気を付けましょう。

 

 

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