生活レベルを下げるのは困難

もう表題の通りです。至る所で「生活レベルを下げるのは大変」と本で読んだり、Webで見たり、言われたりしていました。ただ、人間たるもの肌感覚で分からないとなかなか実践できずに身につかないんですよね。よく芸能人やスポーツ選手が何十億も稼いで破産する話があります。アメリカのスポーツ選手が引退後に5割以上破産していると言うデータをどこかで見ました。これに関しても納得です。結局、生活レベルを下げれなかったことと生活レベルをあげてしまうことが原因です。

生活レベルが上がってしまうわけ

これに関して多くの人にとって分かりやすいのは、おそらく宝くじかなと。いきなり大金を手に入れるとほとんどの人が使いきってしまい、無かったことになってしまいます。正しくお金を使える人はわずかです。

これは私の例ですが、月給7万円から始まり毎年年収ベースで100万円ずつアップしていきました。月ベースで考えると毎年月給が8万円上がるイメージです。月給7万円→15万円→23万円→31万円→39万円→47万円・・・・・。徐々に上がっていくと生活レベルもそれに応じて増えました。最初のうちは使える額があまりにも少ないので、何もせずただただ仕事だけしていたと記憶しています。

そのうち、仕事がしやすいように事務所のそばに住む。食事は、出前に外食で済ます。じわじわとその生活に慣れ、仕事のストレスも増えていく。そうすると付き合いや趣味にお金をかける。少し貯金をしながらもほとんど使ってしまう。本もよく読んでいたので、毎月の書籍代も1万円以上。たまにしか行けない旅行も1回で10万円や20万使ってしまう。

そうこうしていくうちに年収1,000万も越えましたが、本当に贅沢している感覚が全くありませんでした。フェラーリに乗っているわけでもない。夜の街で遊んでいるわけでもない。豪邸を借りているわけでもない。高い服や靴を履いているわけでもない。高級料理店で食べるわけでもない。世間一般が思うような豪華な暮らしとは程遠く、全然変わらない。でも、お金はほとんど残らずアーリーリタイヤ直前で作った資産は、たったの2,000万ほどでした。住宅ローンがそれ以上にありましたので、純資産的にはマイナスです。

年収1,000万は貧乏と言いますが家族で子供がいると本当にそうです。年収2,000万や3,000万でもちょっと生活レベルを上げるだけで貧乏感が増します。多くの人が思いえがく富裕層の生活は、おそらく資産10億円以上なければ実現できません。年収5,000万とか年収1億などは、あくまで年収なので参考になりません。年収1億で税金で半分もってかれて5,000万が手取。それを10年続けてさらに1円も使わなくてようやく5億貯まります。資産10億へは、年収1億を20年つづける必要があります。

今回のブログで生活レベルが所謂高いと言うのは、生活必需品レベルで値段を見ずに普通のものを買えるぐらい。子供の習い事のお金に悩まない程度です。これで海外旅行を年1回でもいれると家族では、場所にもよりますが1発100万以上かかります。100万貯めるには、給料ベースなら150万必要。運用益なら130万必要。海外旅行が年2回になるともうアウトです。それ以外、国内旅行も厳しくなってきます。

家族で生活レベルが上がってしまうのは、外食・習い事・理美容・車・被服・旅行です。これに足るを知るがなければ、どんどん上がっていってしまうのです。上がり切って「なんかお金が貯まらない」「お金が減っていっている」状態になって気付くわけです。ヤバいと。そのまま破綻するか、生活レベルを下げる努力を始めるかどちらかです。

個人的に思うのは、所得が増えていく過程。ここでは、家族や子供がいることと世帯収入が1,500万を超えてくるとそうなるのではないかと考えています。世帯年収1,000万超えで起きるかどうか・・・。おそらく家計簿を付ける世帯でないと生活レベルが上がってしまう可能性が非常に高いですね。私の場合、先月から家計簿をつけ始めて泣きを見ています。投資や運用の収支は付けても、家庭の収支を付けていなかったのです・・・。アホですね。

収入が上がっていっても、生活レベルを最低限に最初からキープできる人は、おそらく稀です。割合で5割もいないと思います。年収が上がれば、それに伴う支出構造になるはずです。よって、給料や収入が年々増えているような人は、特に注意が必要と言えます。

生活レベルが自動で上がるパーキンソンの法則

パーキンソンの法則は、1958年英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソン(英語版)の著作『パーキンソンの法則:進歩の追求』、およびその中で提唱された法則だそうです。

第1法則
仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2法則
支出の額は、収入の額に達するまで膨張する

これの第2法則ですね。支出の額は、収入の額に達するまで膨張する。つまり、入った分はみんな使っちゃうのが人間ということです。普通にしていると収入分だけ支出が増加してしまうわけです。よって、よほど意識するか仕組化しないと、生活レベルが上がってしまうのです。毎月〇十万円貯金や運用に回せたとしても、生活レベルが高いままでは、収入が減った時に一気に破綻へ突き進むことになります。コロナで給料が減った、職がなくなった。こういったケースに対応出来なくなってしまうということです。

 

生活レベルはいきなり落とせない

旅費

私が家計簿をようやくアプリでつけ始めて感じたのが「旅行って毎月行ったらダメなんだ」でした。別に子供を連れていくなら、お金のかからない近くの公園や無料のところで遊べばいいのに、わざわざ折角だからと遠出するスタイルだったんですね。そうすると高速代、ガソリン代、宿泊代、飯代、現地代がかかるわけです。1泊2日でも5~10万ぐらい出てしまいます。

また、ここ5年ぐらいで行きはじめた海外旅行。1回行くと100万ぐらいかかりますよね。子供連れて飛行機乗るだけで、場所にもよりますが20万近くかかったり。ハワイとかビックリしましたよ。コロナで行けませんでしたがエアだけで50万近い。「マジか!」と思いました。日本人あんだけハワイ好きって言っても、そんなにかかるんかと。ドン引きでした。逆にお金持っている人も多いなと感じました。

で、年間にしたらトータル数百万かかっているので、これを減らす為に旅行へ行くのをとりあえず隔月に落とすよう意識しました。コロナの影響でそもそも行けなかった期間もあったので、見直すのによい機会に。海外旅行へ子供達と年1回行ければ十分かなと。それを主軸に国内旅行を減らす方向でカット。旅費については、行かないと決め、場所を吟味し、旅に何を求めるのか明確にするとコスパを計れるようになり、結果、徐々に減らせそうです。やはり、いきなりこの部分を減らすと辛いもんです。コロナでの自粛期間中、解除された瞬間、旅行してしまいましたし。

被服費

これもコロナで気付きました。意外に服なんか買わなくても生きていけますよね。だからこそ、アパレル系が倒産しているわけで。最低限着れる服があれば十分。ただ、子供はサイズアウトが速いので、これはしょうがないですね。中古と言っても安くて新品が結構あるので、そちらで十分ですし。

服を直してまで着る感覚はありませんが、着倒す勢いで着て、本当に必要になったら買うぐらいのスタンスが最適。「なんとなく良いな」とかそんな理由で買わずに、「絶対これ欲しい」と思うものだけにして、本当に必要なもので本当に欲しいものを買うのが大事ですね。今までは、買い物に付き合ってついでに買っておくかと、よく考えずに買っていたのがダメだったと反省。結局、暫くして着ることなく捨てるはめに。それを繰り返してました。被服費の生活レベルは、ストックがあるので意外にピタッと下げれますね。

教育費

昨年までは、子供の学童+習い事等で毎月20万近くかかっていました。ダブルインカム+運用益だったので気にせず使っていましたが、「本当に必要か?意味があるのか?」をよく吟味し、学童を辞めたり塾を辞めたりして整理しました。しかしながら、学校を都立にするか私立にするかなどで、年間何百万も変わってきますし、塾代も結構馬鹿になりません。塾代を見て感じたのは、「あ~こりゃあ世帯年収で差が付くわ」と実感出来ました。おそらく、高校から塾へ行かせ、大学はAO入試と普通受験で十分だと思っています。その間、資金的に余裕があれば長期休暇での海外留学などを挟むだけで十分。

意外に世帯年収が少し高めだと子供の教育費にかけてしまいますよね。中国や韓国もそうですし、アメリカも同じだと思います。教育費こそ青天井であり、生活レベルを上げると言うよりも教育費が支出の大半を占めるケースも多いはずです。うちも生活レベルを下げる中で、教育費部分が一番最後になっています。ようは、明確な答えが無いものであり、先々後悔しそうなポイントでもあります。子供が2人いるので英語学童、塾、教材、プール、体操と20万のままです。これで私立に入ったりすると減るものがあっても、それ以上に増えるので30万ぐらいすぐいきそうです。教育費こそあげてはならない項目ですね。

外食費

やはり食事を毎日作るのって凄く大変なんですよね。それを考えると休憩の代わりに出前、弁当、外食などで週1回程度は、休息日を入れて休んでもらう。そんなイメージで外食をしていました。ただ、これも毎月数万円にのぼり、年間では何十万となります。安く済ませようとすると太りやすい炭水化物メニューになり身体にも影響があります。難しい部分でした。外食は減らし、家での食事をいかに快適なものにするか。これに関しては、作り手がいますので、作り手のメンタル的な課題もありますので単純ではありません。

また、個人的に多いのがコーヒーです。コロナでは、ほとんど自宅にいましたが緊急事態宣言が解除された途端、家にいれなくなりました。アーリーリタイヤしているので、どこかに行く必要もなければ誰かと会う必要もありません。1日中家にいるのはしんどいので、やはり近所のスタバやタリーズ、ドトール、コメダなどローテーションしていると1回妻と行くと1,000円近くかかります。月10回行くと1万円。図書館で過ごすか?とかもありましたが、ちょっとこれだけは外せないよね。という話になりました。

健康的な生活を送る為に必要な外食のみを残し、不要な外食からカットすることで生活レベルを下げることが出来そうです。通称美食家の人は、辛いでしょうね。幸い、私にはそのような趣味がありませんでしたが、どこかのワタベさんではありませんが、その生活レベルを下げるのはかなり大変でしょう。食欲に関しては、どんな食べ物でも満足できる身体・マインドにしていきたいところです。

住宅費

ほとんどの世帯で支出の大部分を占める住宅費。他の先進国と比較し、そんなに不動産価格が上がらない日本。都内でさえ「高すぎる」「頭打ち」だと言われています。海外では、インフレと共に不動産価格もあがりますし、そもそも不動産の価値で建物の価格が経年劣化しにくいので資産価値が非常に高いです。私のように都心のマンションを買ったは良いものの、既に価格は下落しておりどのぐらいキープできるかにかかっています。

賃貸で暮らしている人は、賃貸費用が。購入した人は、固定資産税がかかります。住宅ローンを組んで購入した人は、固定資産税の他、利息も払う必要が出てきます。さらに新築であれば、不動産販売会社へのマージン等も多く含まれてますので、購入して10%程度すぐ下がるのが新築不動産の常です。

よく、不動産持ち家派と賃貸派の論争がありますが、なぜ不動産投資が存在するのでしょうか?儲かるからに決まっています。何故儲かるのか?借りてくれている人が固定資産税、共益費、修繕積立金、修繕費用、ローン利息をオーナーに変わって家賃として支払っているからです。よく勘違いしている賃貸派がいますが、金銭的に得なのは賃貸ではありません。明らかにオーナーなのです。そこに転居や他の要素を盛り込むとややこしくなりますが、シンプルに1つの家でと考えると持ち家のほうがトータルコストが安く済みます。もちろん、住宅ローンを組むより一括購入で保有しているほうが有利です。

さらにずっと住む前提であれば、中古住宅を一括購入するのが一番コストがかからず住宅費用を削減できます。で、私はと言えば、住宅ローンが何千万ものこっており、毎月何十万と利息を含めて返済しています。しかも、変動金利ではなく固定金利1.46%で組んでしまっていました。アホです。アーリーリタイア前後の住居・住宅~Vol.6~でも住宅について書きましたが、これを削減するには、売ってどこかに引っ越す選択肢しかありません。結局、家族の反対で実現しなかったので、子供が家を出たところで売却する予定でいます。あと10数年あるわけなので、関東大震災や戦争が起こっていないことを祈ります。

こうして住宅費に関しては、あとから削るのがかなり難しいので、常に最低ラインで借りていくのが王道なのでしょうね。むしろ、子供がいる間は、賃貸で2LDK→3LDKと拡大していき、子供が出たら2LDKの物件を中古で購入するぐらいがいいかなと今では考えています。子供も中学受験や高校受験で場所が分からないので、なおさら都市部では、住宅購入のデメリットがクローズアップされてしまう気もしています。

自動車代

これまた凄いかかるんですよね。カーシェアリングが一般的になりつつありましたが、コロナでちょっと怖くなったり。タクシーに関しても同じですね。その点、マイカーなら安心だという部分が、車を持っていることを正当化させてしまっている気がしています。車があればあったで、買い物もちょっと遠出。習い事も少し遠めのところまでいける。旅行だってかなり範囲が広くなる。車と言うカードを持つだけで、それ以外の選択肢、つまり他のカードも大量に手に入るのですが、選択肢=カードを使うのにもさらにお金がかかるわけです。

車はまさに負のスパイラルを巻き起こす恐ろしい負動産。都市部なら駐車場代月3万円は普通。高いと4万、5万します。駐車場代だけで年間40万。10年持っているだけで400万かかります。さらにガソリン代、高速代、自動車税、保険代、車検整備費、タイヤ代なども考えると10年なら楽に800万近くいくのではないでしょうか?車を売却しても10年乗れば二束三文です。さらに車があることで手持ちのカードが増え、そのカードを切るとさあ大変。

私のケースで言えば、買い物にも車を使って行きますし、車があることで習い事も遠くへ。そして、旅行に趣味にも使います。車があるからこそ、それらのカードを切ってしまっていました。今、車を売ろうとすると「買い物の場所を変えないといけない」「習い事の送り迎えどうする」「お気に入りのあそこへいけなくなる」などなど、お別れするのが相当面倒です。上がった生活レベルを落とす為に、一番大変なのがこの車だなと実感しています。

結局、自転車・タクシー・レンタカーを組み合わせることで、どのぐらい削減になるか計算してみました。当たり前ですが多少、大変になるものの明らかに支出を抑制できるので近々、車を売却予定でいます。車を売ったお金で、タクシーやレンタカーに充当することで、子供が大きくなるまでで相殺できるので、実質移動に関する費用をゼロに持っていけることに感動しました。さらに固定費分は、そもそも削減できるのでキャッシュフロー的に月5万円程度改善。年間で60万近く捻出することができそうです。

娯楽費

趣味は良くも悪くも厄介ですね。釣り、スキューバ、スキー、乗馬、ゴルフ、バイク、自転車などなど金のかかる趣味は、ほんと致命的です。これを機に私がやっていたいくつかの趣味を全て辞めました。多少、未練もありましたが。これから長期視点の趣味を作ろうと模索中です。歳を取ると激しいものは無理です。移動が多いのも無理。歳をとっても出来る趣味を今から育てていこうと考えています。音楽や囲碁、将棋、麻雀、盆栽、ゲーム、映画何でもいいです。手軽にできて60歳以降もできる。お金がかからない。大人の娯楽費削減は、大幅に減らすことができそうです。

子供はと言えば、スイッチのソフトぐらいでお小遣いやお年玉でなんとかなるので、まあほとんどかかりません。長期休暇に何かの体験ツアーに入れたりする程度。さらに年齢が高くなればこれらも少なくなりますし、下げやすい部分ではありそうです。

通信費

もう定番ですよね。ドコモが回線数No.1なのは、馬鹿の証明です。今年、海外移住する為に格安SIMへナンバーポータビリティーしたのがきっかけでした。全然不自由なく使えており、家族で毎月1万円が削減できました。もっと早くに気付くべきでしたが。容量が少ないので、すぐ回線が遅くなりますがアーリーリタイヤしていると、そんなに外でギガは必要ありません。と言うか最近だと飲食店や複合施設、旅館、ホテルのWi-Fiが飛んでいるのでそれで十分です。家の中では、マンションのネットがあるのでサクサク見れますし。

おそらく、マネーリテラシーを計る指標の1つがこの格安SIMだと考えています。仕事柄、どうしても外で使うので大容量タイプで安いソフトバンクを使うなどしていれば別ですが、普通の人で格安SIMを使っていなかったら、家計の見直しが出来る家と言えそうですね。無駄な保険も入ってそうですし、NISAやiDeco、ふるさと納税もやっていなそうな気がしますし、〇〇ペイもやらなそうです。マイナポイントもやらない気がします。

 

生活レベルのまとめ

1.家計簿をつけるのは必須

2.生活レベルをあげてはいけない

3.生活レベルが上がっていると気付いたら必ず下げる

もうこれの繰り返しで上昇圧力を消す心構えが必要ですね。本当に1度生活レベルが上がってしまうと、それが当たり前になってしまい独身ならまだしも、家族だと自分だけではなく家族全体で下げる必要が出てくるので非常に難しいです。さらに生活の深部まで高コスト体質になると、下げようと思っても何か月もかかりますのですぐ下げれません。

調子に乗る事無く、淡々と家計簿を付けて、買うものや申し込むものに関しては、1週間以上しっかりと考える。その上でどうしても必要でコスパがよいものを選んでいく。使えるお金があるからこそ気を付けなければ、破綻してしまう。投資よりも重要な要素です。

 

 

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