仕事の選び方~Vol.8~

アーリーリタイア時の貯金と資金、節約編~Vol.5~からVol.7まで支出の抑制、節約などを書いてきました。今回は、インカムのベースとなる仕事について書こうと思います。労働は、意外に馬鹿に出来ないインカムで、雇用さえされていえば額の大小はあれ、ほぼ確実に入ってくるのでかなり強いです。逆に仕事を制する者は、FIREも制すると言えます。

アーリーリタイアやFIREする時に節約や運用については、再現性が高いのでよく見聞きします。しかしながら、仕事や職業については、ほとんど言及が無いのでまとめてみようと思いました。「医者や弁護士のほうが有利だし、自分には無理」などと考える人も多いと思いますが、医者や弁護士でもアーリーリタイアできる人と出来ない人がいますので、一概にどの職だったらFIRE出来るとか出来ないとかは、無いかなと。やっぱり人次第であるところが多分に含まれます。しかしながら、可能な限り再現性が高く、仕事を選ぶ上で重要な要素になるである部分を拾ってみようと思います。

 

仕事の選び方と業種

全ては業種で決まる

これを知らない人って結構多いんですよね。一生懸命に働いて、学び、努力しても上限が年俸400万までの業界では、それで行き詰ってしまいます。逆に2,000万、3,000万が上限であれば目指すことが出来ます。例えば、介護業界で介護士と入ってずっと介護士として働く場合、いったいいくらの年収を目指せるでしょうか?ホテルのサービススタッフとして入社し、支配人まで行ったらいくらもらえるのでしょうか?

仕事を選ぶ際に重要な指標の1つが「業種」です。コロナもありましたので、今後の仕事の選び方は、コロナなどの感染症を考慮すると共に天災に関しても考慮する必要があります。都市部でも飲食店だと厳しい。地方の観光系職種であれば、天災やコロナの影響をもろに受け、FIREどころか仕事さえ失ってしまう可能性があります。

もし、FIREを目指す10代・20代の学生であれば、よく業種は選ぶべきでしょう。今まで人気があった、メディア、空輸、商社、保険なども今後のコロナやIT化、非対面化でどのようになるか分かりません。証券も同様です。業界ごと無くなってしまう場合もあるので、稼げる業種、将来性のある業種をまずは選ぶことが重要。

新卒入社、第二新卒ぐらいまでなら卒業大学次第で、希望の業種へ行ける可能性も高いです。手堅くFIREを目指すのであれば、上場企業育ちだと転職も上場企業の文化と親和性が高いので良いかもしれません。

自分自身がやりたい事は一先ず置いておく。さらに、自分なら出来る事も脇に置いておく。今後10年ぐらいの将来性と平均賃金が高い業界を自分なりにリスト化して、そこから興味のある業界を絞り込むと良いです。10代や20代だとまだ選択肢も広いので、自分の可能性を業界の可能性にもかけたほうが有利です。

30代、40代の業種はどうでしょうか?正直、30代になってからの異業種への参入は、だんだん難しくなってきます。異なる業務を経験してきたからこそ、次の組織で活かせるものがあれば出来ますが、ラストチャンスと言えるかもしれません。後述する職種によっても違うのですが、最後の業種選択権を行使できる年代です。50代以上は、もうアーリーリタイア目前でしょうから業種なども関係なく、そのままいて早期退職のレバレッジが効くかどうかぐらいですからね。

若ければ若いほど、この業種選びの効果が続くので、アーリーリタイアやFIRE前提に考えるのであれば、1度しっかり考えていくべきです。

 

全ては職種でも決まる

業種でも決まると言いましたが職種でも決まってしまいます。業界は良いんだけど、職種が一般事務。業界は悪いけど、職種がプログラマー。あくまで仕事は掛け算。「業種×職種」です。どちらかゼロでもゼロ。どちらか1でもダメ。2以上の業種と職種でようやくレバレッジが効いてくるイメージです。

職種においてもコロナできつい職種が一目瞭然になりました。今後、世界的にコロナを完全に忘れることは無いでしょう。新たなウィルスが判明する度に、影響を受ける職種が出てきます。

例えば、営業・セールス。契約を取ってくる。物を売る。どちらも同じ行為ですがどういった業種で何を売るのかで、営業と言っても給料や待遇が変わってきます。どうせなら給料の高いところで営業をしたほうが効率が良いです。さらに対面ではなく、非対面でのセールスも増えてきて来ますし、そもそもこの職種自体が縮小傾向になっています。

車を売るディーラーの営業マン。昔では普通でしたが、今では世界的にネットで車が売れる時代になりました。「今まで対面でセールスマンが売ってたけど、ネットでも同じぐらい売れるよね」と言う企業がネット販売にシフトしつつあります。こうなる業界では、業界は消えないもののその業界の営業と言う職種が消えていくことになります。

職種に関しても10年後を見て職種の需要がどうか考える必要があります。業界も消え、職種も消えるとアーリーリタイアどころではありません。業種と同じようにその職種に将来性があるかを見る必要があります。

リカレント教育なども、大学卒業後に就労しても学び続けることの重要性が叫ばれるようになったのは、この為です。企業や職種の寿命が短くなっているので、30年で考えたとしても同じ業界・同じ職種にいるのは、かなり難しいです。その為、キャリアを平行させる。掛け合わせる方法により長期安定化させる方法が主流になりつつあります。

1つの職種を極めつつ、慣れてきたところで+αの職種を加える。平行しつつプロとしてやっていく。1つの職種の人と2つの職種が出来る人。単純に生き残れる可能性や市場価値としても高いのが分かります。極端な例で言えば、医者であり弁護士だったら・・・。欲しい病院、欲しい弁護士事務所はたくさんあると思いますし、起業も出来そうですね。

このように業界以外に職種も1から検討する事で、全然違った見方が出来るようになります。また、職種は1つを極めつつ、出来ればもう1つ欲しいところです。3つもあれば十分です。副業がOKであれば、本業はメインの職種で稼ぎつつ、副業で練習しながら稼いで勉強するというのもありです。出来れば飛び地の職種ではなく、2つの職種の親和性が強いとより強固です。セールス×プログラマー、デザイン×マーケティング、IR×企画などなど。

アーリーリタイアやFIREを目指す際に、皆さん投資で血眼になります。ポートフォリオを作る。その際に1つの銘柄だけにオールイン(集中投資)させませんよね?馬鹿だと分かるはずです。ですが、仕事に限ってはオールインしている人が多い。おかしいです。投資は分散するのに、仕事は検討もせず分散もしない。

もちろん、公務員であればオールインでOKですね。階級や等級を高めることに注力すればよいです。さらに上場企業や特定の証券会社など、その中でしっかりやれば十分な報酬が得られる場合もオールインで良いと思います。それ以外は、分散したほうが長期的なリターンが確実にありそうです。人間としてもビジネスパーソンとしても成長するはずです。

 

夫婦やパートナーなら別の仕事が吉

FIRE時のパートナー区分4タイプ~Vol.3~にも簡単にまとめましたが、パートナーがいたり夫婦でFIREするなら、仕事に関してバラバラなほうがリスクヘッジになります。さらに各々2種類ずつの職種・スキルがあれば合計4つですから、何かあった時の保険としても分散されていて非常に有利です。一緒だとしても、大きめに仕事を請け負って最悪2人でやる事も出来るので考え方によっては、同じ職種でも良いかもしれません。

アーリーリタイア後もペアであれば、期間を決めて「この期間は、ちょっと稼いで、ここから旅してまわろうか」とかも一緒に出来ますし、常に一方だけ仕事をしてゆったり暮らす事も出来るので、やはりペアだと余裕度が仕事にも出てきますね。ちなみにうちの妻は、ネットで出来るスキルも無いですし、そこが苦手なのでもしやるとすれば、期間限定のバイトや派遣の仕事ぐらいですかね。こればっかりは、人間なのであえて仕事を分けるのは非常に難しいのですが。

あと、海外に住んで回りたいと言った時に永住ビザではなく、労働ビザで回ることも出来ます。その際には、調理師経験(和食)だったり美容師などだとビザがすぐおりやすい国などもあるので、FIRE前によく調べておきたいですね。この時もペアでどちらか1人その仕事に付ければ、夫婦でビザがおりる場合もあるので別々が有利な事例の1つです。

 

 

FIRE前後の仕事

人ぞれぞれなのですが、アーリーリタイア後に全く仕事をしない人もいますし、精神安定剤として仕事をしたり、保険の意味で月数万~十数万仕事をしたりとセミリタイアの人も少なくないです。ただ、その時に選択肢があるか無いかは、アーリーリタイア前後の仕事によります。少し仕事が出来るというのは、バイトでも良いですし、ネット系でも良いですし、コンサルでも何でも良いわけです。それこそUber eatsの配達でも良いと思います。

FIREする為には、経済的自立が必須で原則、働かなくてもインカムゲインとキャピタルゲインを合わせて暮らしていく事になります。運用・投資軸以外に労働軸もあるとやはり安定しますね。私もコンサルやIT関連の仕事を内容や条件が良ければ単発でやっています。断る仕事も多いです。月に数万~多くても30万ぐらいでやる事が多いです。もちろん、やらなくてもインカムだけで暮らしていけますが、その分投資にさらに回したり、旅費としてプールしたりとFIREの継続度を高めています。

また、アーリーリタイアする前に可能な限り、世界中どこでも仕事が出来るスキルを身につけようと思い、意識して学んでいました。私の場合は、子供が巣立ったら本格的に超長期で世界を回りたいと考えているので、その際に移動しながらでも何か出来るよう保険をかけています。さらにFIREした今でも学び続けています。最近は、プログラミング言語のPythonを学んでツールを作ろうと思ったのですが、続きませんでした笑。続かないものはダメですね。身につける事は出来ません。英語もダメでした。続きません。やり方があってないのか、そのものが合っていないのか調査すべきですが、コロナショックで相場が忙しいのでスキル会得からは、暫く離れています。投資スキルが付くので、それはそれで良いのですが。

これは言わずもがなですが、アーリーリタイアすると心の余白があるので、落ち着いて余裕をもって労働にも向き合えます。いつ辞めてもいいわけですから。気に入らないならすぐ辞めればいいので。自分に合っていて、時間や単価に納得できるものをゆっくり探せば良いです。もしくは、看護師だったり薬剤師だったり、稼げる資格があれば週2の派遣・バイトでも良いですしね。夏は、ずっと海外に行くからそれまで派遣。戻ってきたら適当にまた探す。そんな感じでも良いと思います。

アーリーリタイアの仲間うちでは、「バイトあるからさ」と言うと笑われますw「あはは!何バイトしてんのw」みたいな感じで。まあ、FIREしているとお金に困っていないのが分かっているので、すごく労働に対しても良いイメージが多いです。住み込みで旅館のバイトをしてた奴とか、超笑えました。ただ飯にただ温泉で昼寝付き。しんどいけど学生の話聞けたり、スキーができるから楽しいと。経済的に自立していると仕事も何でもありだなと思った一例です。ディズニーランドでバイトするのが夢だと言っていたおじさんもいましたが。

ちょっと脱線しましたが、FIRE後の仕事についてもある程度、計画を立てながらスキルを身につけたりすると金銭的と言うよりも、人間的だったりメンタル的に良い効果があります。FIRE前の仕事の延長であればそれも良いです。

 

仕事の選び方のまとめ

アーリーリタイアやFIREする際の仕事の選び方は、業種×職種が基本。そして、+αのスキルも基本です。さらにリタイア後の保険やメンタルケアの意味でも、仕事を考えておくとよりよい人生が送れます。仕事の選び方を間違えるだけで、FIREの難易度がかなり上がってしまうので、アーリーリタイアを目指すのであれば、自分の状態を棚卸するのをお勧めいたします。

 

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